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加入者増える「ペット保険」、飼い主に安心感…回避したい「3つの契約トラブル」
2017年06月04日 09時55分

ペットを飼う人にとって、ペット保険への加入者が増えていると朝日新聞が報じている(5月12日付け)。ペット保険は、犬や猫などのペットが怪我、病気になった際、通院費、入院費、手術代などの費用の一部を保険会社が負担するもの。人間とは異なり、ペットには公的な保険がなく、費用も高額になるため、飼い主からは歓迎されているようだ。

しかし「保険金が支払われなかった」等のトラブルも発生しているということだ。ペット保険に入ることのメリット、また契約時に気をつけたほうが良い点はどこにあるのか。ペット保険を取り扱う保険会社での企業内弁護士の経験がある中村譲弁護士に聞いた。

ペットを飼う人にとって、ペット保険への加入者が増えていると朝日新聞が報じている(5月12日付け)。ペット保険は、犬や猫などのペットが怪我、病気になった際、通院費、入院費、手術代などの費用の一部を保険会社が負担するもの。人間とは異なり、ペットには公的な保険がなく、費用も高額になるため、飼い主からは歓迎されているようだ。

しかし「保険金が支払われなかった」等のトラブルも発生しているということだ。ペット保険に入ることのメリット、また契約時に気をつけたほうが良い点はどこにあるのか。ペット保険を取り扱う保険会社での企業内弁護士の経験がある中村譲弁護士に聞いた。

●ペット保険加入のメリットとは

「ペット保険に加入していれば、怪我や病気による治療費の負担が減らすことができるため、いざという時でも、安心感を得ることができるでしょう」

トラブルもあるそうだが、どのような注意が必要なのか。

「契約時には、補償内容等をよく確認し、理解してから契約をする必要があります。よくあるトラブルが、次の3つです。

1つ目が、補償内容について、基本的にはワクチン接種などの予防行為や、去勢・避妊などの健康体に施す処置は治療ではありませんので、補償対象外となっていることです。先天性異常も、契約締結前に症状が出ていると補償されません。

2つ目に注意が必要なのが、保険料について、ペット保険はペットの年齢に応じて保険料が上がっていく商品が多くなっています。契約当初は安い保険料だと思っていたのに、保険契約者にとっていつの間にか高額になっている、というトラブルが発生することがあります。

3つ目が、解約手続の問題です。ペットの『飼い主』と保険契約者が違う場合など、契約の解約しようとするときに誰が解約できるのかトラブルになることがあります。補償内容、保険料や解約手続も契約時によく確認していただきたいです」

加入メリットも大きいだけに、内容はしっかりと確認した上で契約する必要がある。

(弁護士ドットコムニュース)

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