犯罪・刑事事件の解決事例
#遺産分割 . #財産目録・調査

遺産分割は無理と諦めていたが、弁護士のネットワークを最大限駆使し、解決に導いた

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長田 雄介 弁護士が解決
所属事務所おさだ法律事務所
所在地長野県 長野市

この事例の依頼主

40代 女性

相談前の状況

父が亡くなった後、母も亡くなり、当初は相続人間で遺産分割について話をしていたが、途中からまったく進展しなかった。不動産も複数あり、生前住んでいた家には大量のゴミが散乱している。話し合いが進まず、また、遠方に住んでいるため頻繁に家を見に行くこともできない。記念硬貨や切手なども大量にあり、どう処分すればいいか。

解決への流れ

依頼直後から遺産や空き家になっている家の状態の調査、不動産業者、ごみの処分業者、古物商などの各業者との調整、税理士や司法書士との連携をした。遺産分割調停が成立し、長期間そのままになっていた遺産が円滑に承継され、解決に至った。

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長田 雄介 弁護士からのコメント

この事案は、お父様の相続開始後にお母様も亡くなられており、お二人の遺産分割協議を併せて行う必要がありました。また、相当期間が経過していたため、その間に生じた様々な問題も解決していく必要がありました。おそらくそういった事情から遺産分割協議が先延ばしになり、ズルズルと時間が経っていき、ひいては解決を諦めるという状況になってしまったのだと思います。まず取り組んだことは遺産の特定と処分方法の選択です。記念硬貨・記念切手などの価値のある動産が多数残されていたことから、古物商と協議するなどして遺産の額の確定をしていきました。また、使用していない土地建物が複数あったため不動産業者とも協議し、買い取ってもらう形になりました。相続登記や所有権移転登記が迅速にできるように前もって司法書士と連携し、必要書類を準備しました。その他も株式があったため、何を誰が相続するのか、相続した後に現金化するのか保有し続けるのかなども検討し、それぞれに応じた必要書類を取り揃えました。さらには、相続税が発生する可能性があったことから、税理士とも連携しながら、依頼者様のご不安を解消することに努めました。私は、依頼者様に相続に関しては「弁護士はインフォメーションセンターの役割もある」とお伝えしています。お亡くなりになられた方の想いや遺産が円滑迅速に承継されるように、ネットワークを駆使して適切な解決を目指しております。本事案は私のネットワークやノウハウが最大限有効活用できた事例といえます。