この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
【事案の内容】依頼者はバイクを運転していた際に事故に遭い負傷しました。本件は事故直後からご依頼を受け、弁護士において相手方保険会社と折衝することで依頼者には治療に専念してもらうことになりました。
解決への流れ
【対応方針、解決結果】事故から1か月半ほど経過した頃、相手方保険会社の担当者は事故後2か月の時点で治療費の支払いを打ち切る旨宣告してきました。事故内容からすると2か月で十分な治療であるとの主張です。しかし、その時点では依頼者の症状はまだ改善しておらず、治療終了とするにはあまりに早すぎました。そこで、治療を継続すべきとする医師の意見書を弁護士において取得し、その意見書に基づいて相手方保険会社に反論したところ、相手方保険会社は治療費の打ち切りを撤回しました。依頼者はその後3か月間治療を継続しました。その結果、治療期間は合計で5か月間程度になり、症状は大幅に改善しました。
相手方保険会社からは早期に治療費の打ち切り方針が出された事案です。本件では事故直後から依頼を受けていたので、相手方保険会社から理不尽な打ち切りが行われそうになった時点で速やかに医師の意見を確認して反論できたことが功を奏しました。