依頼者は、知人の地主から土地を借りてその土地で営業されていましたが、小さなことがきっかけで知人との関係が悪くなってしまいました。当人同士での話し合いができないくらい悪化してしまったので、第三者を交えて対応をしたいと思われましたが、状況整理ができていなかったため、借りている土地がどこまでなのか分かりませんでした。賃料や更新等の条件についても契約書で厳密な取決めをしていなかったので、地主との紛争に発展してしまい、吉原隆平綜合法律事務所へ相談に来られました。

受任後、弁護士が代理人として交渉にあたりましたが、従前の経緯から、地主との関係が非常に悪くなっていたため、契約を終了する方向で話し合いをしました。第三者が介在することで将来に向けて建設的な話し合いができました。土地上の建物の買取り、退去までに要する期間の賃料や、原状回復の負担などが発生しないよう、できる限り有利な条件で清算する方向で和解が成立しました。