この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
相談者は独身の方でしたが、仕事でクレジットカードを利用し始め、すぐに私生活でもクレジットカードを利用するようになりクレジットカードで支払えるものは何でもかんでもクレジットカードで支払っていました。相談者は、高額の給与を得ているうちは支払いを続けることができていましたが、その後、勤務先から給与を大幅に減らされ、返済のために銀行のカードローンやサラ金にも手を出すようにもなりました。その結果、相談者の負債は、10社で1千万円を超え、給与のほとんどが返済に回り、借りて返すような状況が続いていました。
解決への流れ
相談者は、当職に相談し、債務整理の一般的な説明を受け、自分の負債や収入の状況からすると、自己破産か個人再生しかないことを理解しました。相談者の仕事は一般の営業で自己破産しても特に支障はなかったのですが、相談者は、自己破産を避けられるならば避けたいと当職に述べ、当職に個人再生を依頼しました。その結果、1千万円を超える負債は200万円強になり、返済も4年48回払いで月当たり4万数千円で済むようになりました。
個人再生は、マイホームを手元に残したい、破産したらできない仕事をしているから破産だけはするわけにはいかない、破産しても免責が下りない事情がある、といった方の場合、特にお勧めです。だからといって、そういった場合でないとできないというわけではありません。ある程度の収入があるのであれば、破産して借金を踏み倒してしまうのは申し訳ない、返せる範囲で返したい、自己破産だけはしたくないといった理由でもすることができます。実際、そういった方も結構いらっしゃいます。